越境ECサイトでの決済方法、Paypalのみでは機会損失を生む。

越境ECでの最大の問題点でもある決済方法が影響する ” 受けいることのできない注文 ”についてを考える。

 

スポンサーリンク



スポンサーリンク

 

 越境ECサイトを運営していく上で重要になってくる「決済方法」の種類。一般的に言われていることは、海外取引において最も安全で確実だと言われているものに『Paypal決済』があります。確かにPaypalには「セラー保護制度」もあり、万が一チャージバック等が発生してもPaypal側が全額補償してくれるというメリットもあります。なので越境ECでの決済手段としては、確かに「Paypal決済」が一番適していることは言うまでもありません。しかし、この安全で且つスムーズに海外取引を実現できる「Paypal決済」.. 越境ECビジネスを長いこと行っていると思わぬ取りこぼし(機会損失)を生んでいることに気づきます。

その理由はただひとつ、Paypalが世界中(海外)で最も利用者が多い「オンライン決済サービス」とは言え、海外のバイヤー(買い手)は必ずしも ” Paypalアカウント ” を持っているとは限らないということです。

 海外のバイヤーの中にはこの「Paypalアカウント」を持っていないバイヤー(買い手)というのは思っている以上に多いものです。ここにある意味問題があります。もちろんPaypalそのものは何の問題もありません。問題は ” せっかく注文を受注したのに ” その受注を受理することができない ” という問題です。いや、正確に言うと注文を受理できないというよりも『受理していいものかどうか..まったく判断がつかない..』と表現したほうが正しいかもしれません。

その理由はその取引が正常な取引なのか、あるいは不正取引なのか、それを判断する材料がほとんどない為にもうどうにもこうにも判断することができないジレンマと戦うことになります。これではどうしようもありません。そこには2つの選択肢があるでしょう。それは一か八か、試しにその雲を掴むような不透明な取引を思い切って受け入れてみるという方法です。もうひとつは安全策をとってその注文をお断りしてしまうという方法もあります。 我々海外輸出ビジネス業者は何も博打ではないので前者の方法はとても無謀であり、危険なことも言うまでもありません。それは安価な商品であればまだしもウン万円もする高額商品であれば、もし結果的にその取引が不正取引であった場合大きな損害を被ってしまうことになります。

現状のPaylpalの決済プロセスを踏むシステムではこの問題は回避することはできません。

 通常の決済完了までの流れは、バイヤーが商品をカート入れ、次に支払い方法・配送先などを入力するページへ移行していくと思います。 その際「Paypal」にログインすると既に保有している「Paypalアカウント」で決済する方法とは別に「クレジットカードで支払う」という選択肢が設けられています(ゲストアカウントとしての支払い)つまり、この時点でバイヤーがPaypalアカウントを保有していない場合、自分が保有しているクレジットカードで支払おうとします。そうすると結果的にPaypal決済ではなく他の各種クレジットカードで注文をうけてしまうことになります。

「ならば最初からクレジットカードでの支払いをブロックしてしまえばいい」と思うかもしれませんが、現状のPaypalの支払い画面ではこれをブロックすることはできません。自分が運営する越境ECサイトに基本的決済方法として「Paypal決済」を導入していたとしても、結局はPaypal以外(クレジットカードでの支払い)は避けることができないのです。 結果的に多くのPaypal決済以外(VISAやマスター、アメックス等)での注文を受注してしまうことになります。

スポンサーリンク



スポンサーリンク

 


この場合の対処法

そんなときの対処法としては、Paypalアカウントを保有してない買い手からの注文はお断りする。あるいは事情を買い手に説明して「Paypalアカウント」を作成することをお願いし、再度注文してもらう。

 この2つの方法しかありません。しかし、他の記事でも書いているように海外の多くのバイヤーは他人からアドバイスをされて「はいそうですか」と行動に移す人などまずひとりもいません。多くのバイヤーはこのような状況になったとき購入を断念してしまいます。ここに機会損失が発生します。

そこで登場するのが『詐欺防止検証アプリ』です。

 筆者はこの問題で散々”悩みに悩み”抜きました。何とか通常のクレジットカードでも注文を受理できる方法はないものかと.. 筆者はこの問題を解決する為にあるひとつの方法(システム)を試み導入しています。それはショップを運営しているShopify管理画面において『詐欺取引防止対策となるアプリ』を使用することです。これにより100%ではないですが、未然にその取引が『不正な取引ではないかどうかある程度は判断することが可能になります』

その詐欺防止アプリのひとつ、それが『Signifyd』という企業が販売しているアプリです。このSignifydではこのアプリに関して次のように解説しています。

Signifydは、チャージバックで失われた数十億ドル、間違った落ち込みによる顧客の不満、退屈な手動取引調査による運用コストなど、成長を続けるEコマース企業が直面する課題を解決します。

Signifydの不正防止の保証は、不正行為を自動化するフルサービスのクラウドプラットフォームによってサポートされています。これにより、企業は売上を増やし、リスクを低減しながら新しい市場を開くことができます。

お客様がShopifyストアに注文すると、Signifydは自動的に注文を確認し、出荷するかどうかを指示します。私たちはチャージバック保護(100%財務保証による)で意思決定を取りやめるので、ゼロの不正行為責任でビジネスを成長させることに集中することができます。

当社の月々のサービスの標準価格は保証注文の場合1%です。私たちは、さまざまなビジネスのニーズと規模に合わせていくつかのプランを用意しています 詳細は価格設定ページをご覧ください。
:shopifyアプリページから引用

 


筆者は実際にこのアプリを使用してみました。確かに注文を受けた後、このSignifydの管理画面にはその注文に対する詳細な分析結果ページが用意されていました。しかしそれらの項目は「購入者の氏名・住所はもちろんですが、他には連絡先電話番号、使用したデバイス、facebook や linkedin,ツィッターなどのプロフィールの存在の有無。また購入者の住所として登録されてある住所と、決済した時点での住所(これらはIPアドレスによりどのくらい距離が離れているかを計測)また過去に不正取引を行った例がないかどうか(リストに存在しているか)など、基本的に管理画面にある複数の項目は割と簡易的なものです。そしてそれらで判断がつかない場合は、この「Signifyd」でお金を払い本格的な調査を依頼できるというもの。

その料金はオンデマンド料金で一回の調査依頼につき商品販売価格の4%、月定額である程度の金額を払えば一回あたりの調査費用が割安になるという仕組み。(現在は料金体系が少し変わったようです。2017年11月現在) 筆者は何回が使用してみたがまず4%という手数料が決して安くはない、でもこれはしょうがないとして、一番疑問に思う点がひとつだけある。調査を依頼してから結果検証内容が返ってくるスピードです。それは速いもなにも、僅か「0コンマ何秒」の世界です。これには私は正直「ちゃんと調査しているのか..?」と非常に疑問を持ちました。その調査結果が返信されてくるスピード速さはまるでメールの自動返信機能を使っているようにも感じます。 これで手数料を徴収して儲けているのなら随分と楽なシステムで儲けているものだな..と、そう思わざるを得ません。

そしてこの企業「Signifyd」何か問題が起きたとき、質問をしたときのレスポンスが非常に悪い.. 悪いどころか返事が返ってこないことがほとんどです、それはメールでもチャットでも。
これでは信用できる企業とはとても思えません。なので私は他にも「詐欺防止検証アプリ」をいくつか追加しています。

スポンサーリンク



スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です