Paypal決済におけるチャージバック対策に新たな疑問「セラー保護対象外であるにも関わらず、住所確認済」

Paypal決済におけるチャージバック対策に新たな疑問「セラー保護対象外であるにも関わらず、住所確認済」
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著者:幻:
誰にも頼らず海外向け独自ネットショップを運営している男。
私は「販売手数料なし・余計なルール一切なしルールは自分で決める」というストレスフリーの環境で、完全独学で世界中へ商品を販売しています。


最近受注したアメリカ在住のバイヤーからの注文。その注文(取引)が、Paypal経由の注文でしたがPaypalの管理画面において新たな疑問が浮かびあがってきたのでカスタマーサポートへ問い合わせしてみました。
筆者が感じた疑問.. それは次のようなPaypal管理画面におけるちょっとした疑問点です。

この取引内容をよく見てると、まず基本的な項目「セラー保護の対象・対象外」の表示。
今回の取引、それはとりあえず ” 対象外 ” と表示されています。ほとんどの場合、取引詳細画面にこの表示がされていた場合は、その注文者(バイヤー)がPaypalアカントを保有していないことを意味しますが、どんな細かいことにも敏感に気づく筆者はある疑問点を見つけました。
通常Paypal管理画面トップページでは、各注文取引の一覧がズラリと並び、それぞれの取引のリンクをクリックするとその取引内容の詳細画面を表示することができることは、それはもうお分りだと思います。
いつものようにその取引詳細画面を見てみると、Paypal側におけるその取引の認識の仕方に少々筆者は疑問を感じました。 疑問とか言っても、それは別にPaypalがおかしいとかそんな話をしているわけではありませんが..

なぜか「取引詳細」の配送先の住所の下には「確認済み」の文字が・・

更にリンクを辿ると「Paypalがアカウント保有者に属する住所であると確認できた住所です」という文字。

ここでひとつ、素朴な疑問が.. Paypalではこの住所を確認済だと表示しています。

次の画像をご覧ください、ご覧のように取引内容は「セラー保護の対象外」となっています。

本来であれば、単純にこのバイヤーはPaypalアカウントをもっていないケースがほとんどです。しかし、この画像にある「確認済み」の文字リンク。このリンク横のアイコン(?マーク)をクリックすると次のような画面が表示されます。

この文面から分かるように、Paypal側でこのバイヤーの住所を完全に確認できていると言っています。

Paypalがアカウント保有者に属する住所であると確認できた住所です。
確認済みの住所に発送することにより、商品がPaypalアカウントの保有者に間違いなく届けられます。

このようにありますが、貴方もここにひとつ矛盾を感じないでしょうか..?

そもそもPaypalアカウントを保有していないバイヤーだからこそ「保護の対象外」になるのでは..? では、なぜPaypalはアカウント保有者に属する住所と確認できているのか??

私はここに大きな矛盾を感じPaypalへ問い合わせしてみましたが、この理由が分かりました。

2018年3月現在、状況や環境によっては、まだ「Paypalゲストアカウント決済」は可能だということ。

つまり、Paypalアカウントを保有しているバイヤーでも、何らかの理由により決済プロセスの段階で、自分の「Paypalアカウント」にログインした後、クレジットカードを使いゲストアカウントとして決済を完了させたということ。
そう言われてみれば確かに.. 例えそのバイヤーがPaypalアカウントを保有していたとしても、ゲストアカウント決済は可能ですね。

以前の記事でPaypalは「ゲストアカウントを廃止する意向へ」という記事を書きましたが、今現在(2018年3月24日の時点)の状況では、バイヤーの住んでいる国や、そのバイヤーとセラーの取引履歴、またIPアドレス..などなど、様々な要因が重なり、未だにPaypalではゲストアカウントでの決済項目が画面に表示されることはあるようです。
日本国においてはゲストアカウント決済リンクが表示されないケースが多いようですが、それも必ずとは言えないようです。

参考記事:

(※多くの日本人ブロガーの記事では「Paypalはアカウントを既にもっているか、あるいは決済プロセスでPaypalアカウントを新規登録しなければ決済(購入)できないと書いているようですが、それは必ずしも正しくはないのでご注意ください)

つまり、このような状況下でPaypal側でどのような認識をするかというと、このバイヤーは自分のPaypalアカウントを使い決済しているのではないので(ゲストアカウント決済)その結果この取引は「セラー保護の対象から外れてしまう」ということになります。
ここまでは自分も分かります。

ではなぜ、Paypal側はこのバイヤーの住所を完全に把握・確認できているのか?

もう、ここまでくれば分かるかと思いますが、このバイヤーは「ゲストアカウント決済」で決済したとしてもPaypalアカウントは事実持っているわけです。なので、Paypalはシステムでこのバイヤーの住所を膨大なデータベースの中から検知し、このバイヤーのPaypal登録住所を発見する.. そしてこの ” バイヤーの住所は確認できている ” と表現しているわけです。

なるほど..! でもややこしい!! そう思いませんか?

でも、そんなこと言ってもしょうがないし、基本Paypalのこれらの決済システムは表面的に単純なようで実はかなり奥深いものなのです。
筆者自身もPaypal自体の決済の ” 複雑さと奥深さ ” は充分理解していたつもりですが、やはりPaypal決済を完全に把握するということは永遠のテーマとなっていきそうです。
しかも、これら説明したような状況は、Paypalを利用して決済した場合の全世界共通に言えることではなく ” アメリカのPaypal決済システム ” に言えることらしいです。

ではアメリカだけなのか?と言えばそうでもなく、アメリカ以外の国でもこの現象はありえるそうです、ではどこの国がそうなのか?と言えば、それも一概には言えないそうです。
更にややこしい!
但しPaypal側の回答では、やはり売りて側の販売リスクのことを考え、ゲストアカウントでの決済は徐々になくしていこうとしている考えも少なからずあるのは確かです。

だとすれば、Paypalがセラー側のリスクを全面的に考えこのような方針で進んでいるのか、あるいはゲストアカウント決済を廃止して、更にひとりでも多くの新規Paypalユーザーを増やそうと思っているのか、それは分かりません。

以上。この内容はあくまでも「Paypalエクスプレスチェックアウト」に関する内容です。
Paypalの他の決済方法「ウェブペイメントスタンダード、ウェブペイメントプラス」とは異なります。


追記:
筆者は、他の記事でも述べているように、注文取引内容が「セラー保護の対象外」であった場合はチャージバック詐欺を回避する為に、その取引が正当なものなのか不当なものなのか様々な角度から検証できる「詐欺取引対策用のアプリ」を複数使い検証するようにしています。

なので、今回のこの取引に関してもいつもと同じように検証すればいいだけの話なのですが..
しかし、独自のネットショップで海外へ商品を販売する場合に「詐欺取引」を見極め、限りなく適切な判断を下すには、かなり細かいところまで分析してみる必要があります。Paypalがその取引に対しどのような評価を下しているのかというところも重要な部分です。

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