海外発送での輸送トラブル『破損到着』このケースで損害賠償保険が下りるまでを解説。

海外発送での輸送トラブル『破損到着』このケースで損害賠償保険が下りるまでを解説。

壊れるはずがない商品。でもバイヤーが壊れていると言っているのだからしょうがない。

私は予知能力があるのかどうか分かりませんが、このバイヤーに商品を二個送った後、何か嫌な予感をずっと感じていました。

やはり嫌な予感は的中した。FACEBOOKメッセンジャーに届いた「破損報告」
つい先日、イギリスの買い手(バイヤー)宛てに送った商品が壊れて届いたとのクレームがありました。これはeBayの取引ではありません、海外向けネットショップでの取引です。私自身今まで数多くの商品を海外へと送ってきましたが、輸送時の損傷トラブルというのは極めて珍しいケースです。実際自分のネットショップでのその起こる確率は約100分の一、つまり100件の注文があればそのうち一件あるいか、ないかくらいの確立です。 これはかなり面倒です。日本郵便の国際配送に損害賠償保険があるとはいっても、それは手続きがかなり面倒ですし手間がかかります。私がトラブルを抱えたときに一番厄介なのがこの『輸送途中の破損事故』です。その理由は後ほど説明します。

このイギリスのバイヤー、最初は関税を払いたくないという理由で問い合わせが最初にあり、その次はディスカウント(値引き交渉)です。私自身は案外このような要求には寛容に応じるほうなので「関税・割引」についても自分のできる限りの範囲内でバイヤーが安心して購入できるようにしました。 しかし、これが災いを読んだとも思ってもなく、むしろこんなことは日常茶飯事で珍しいことではありません。特にヨーロッパのバイヤーは関税に対しては敏感になっているバイヤーが非常に多いので・・ しかしまさか輸送途中で破損するとは思ってもいませんでした。そんなに壊れやすい商品でもないですし。しかし色々バイヤーから状況を聞いていると、どうやらこの商品は輸送途中の破損ではなく、元々壊れていた商品なようです、自分が察するにはです。

バイヤーに聞いてもみても商品到着時に段ボールが潰れて到着したわけでもなく、また凹んだりもしていない、段ボール自体は大丈夫だったようです。 商品の性質上、段ボールの外観に損傷が見受けられなければ、中身の商品にダメージが加わるわけがありません。 これはどう考えても発送時から壊れていたとしか考えられません。 しかしこのようなケースではいずれにしても、こちら側が責任取らなくてはなりません。 バイヤーが言っていることが正しければ。 このバイヤーは壊れた商品の画像を3枚もアップロードしてきたし、話の内容に具体性がありました。私は彼を信じてこのケースを解決の方向へともってく対策を考えました、それもよりベターな方法で.. とはいっても手段は一つ日本郵便に損害賠償保険を手続きすることなのですが、ここにひとつ問題があります。 前述した『海外取引での一番厄介』な理由がここにあります。

【紛失】と『破損』の二つの処理方法はかなり使う労力とエネルギーが違います。

通常の『紛失』とかであれば、こちら側の処理で済みます。それは確かに時間がかかりますが、無くなったものはもう無いのですから、大抵保険は下ります。 しかし時間はかかります。それは早くても1ヶ月、長い場合だと半年かかる場合もあります(状況:相手国によっては) この紛失の場合だと時間はかかりますが、事務的な処理をするのは「こちらだけ」というのが簡単でいいのです。 自分だけ動けばいいのですから、増してや紛失など過去に何回も経験していますから、もう慣れています。賠償請求書も各項目に記入して最寄り差出郵便局にもっていくだけですから、因みに自分の場合は差出郵便局が遠い場合はFAXで済ませています。 (この場合は調査請求書と身分証明書のコピー」をいっしょに添付するだけです。

後はのんびりと結果を待つだけです、そして忘れた頃に郵便局から通知が届きます。もちろんそれは「調査したけれども見つからなかった」という回答です。 これは当然です、探して見つかる物なら、とっくにどっかで見つけているはずです、完全に無くなってしまったからこそ ” 紛失 ” となったわけで、見つかるはずありません。私は紛失の調査請求を何度も提出していますが、商品が見つかったなどといったケースは一度たりともありません。

しかし、ここまで。これはあくまでも『紛失事故』の場合です。 でもこれが『破損事故』となると大きく話が違ってきます。どこにそんな違いがあるかと言うと、このような破損トラブルの場合は、自分だけでなくバイヤーからも動いてもらう必要があります。まずこれが超面倒です。向こうのバイヤーも面倒かもしれませんが、事情を説明して相手のバイヤーに重い腰を上げてもらい動いてもらわないといけないというのが最大のネックなのです。 確かにそれは向こうのバイヤーの性格にもよりますが、協力的なバイヤーであればさほど問題はないでしょう、しかし相手は少しへそ曲がりな感じのバイヤーや極度に面倒くさがり屋なバイヤーだったりした場合、説得して動いてもらわなければいけません。これが厄介なのです。

輸送時の事故で一番厄介なのがこの『破損事故』

「輸送途中の破損事故」の場合は、このように売り手側と買い手側、双方が郵便局へ手続きしに出向き、こちらは「調査請求書」、バイヤーは「ダメージレポート」なるものを提出しなければいけません。また相手国の郵便局によっては壊れた商品現物を持参していかなければならないこともあります。 だから、こちらは損害賠償保険を受けなれば「商品仕入れ代金+配送料」という損失が出るこいとになります。
バイヤーがこちらの置かれた状況を理解してくれれば、自分も返金、あるいは「再度同じ商品を送って貰えなくなる」というリスクがあるので、普通であれば協力はしてくれるかとは思います。

いや そうは言っても意味不明な外国人を動かすのは本当に面倒だし、エネルギーを使います。でもこればかりはしょうがありません。私はこの面倒な問題を解決するために、このイギリス人バイヤーにとりあえず最寄りの郵便局にいってダメージレポートを提出してくださいと伝えました。そして同時に自分も差出郵便局へ「調査請求書」を提出。後日イギリスのバイヤーからは最寄りの郵便局へは出向いたたが局員は「ダメージの責任及び調査はできない」と言われえたと自分にメッセージをくれました。 「私は、どのこの国でもこのような損害保険のシステムはあるはずです、彼らに状況をより詳しく説明し理解してもらってください、おすすれば彼らも分かっていくれるはずです」そう彼(バイヤー)に伝えました。このバイヤーは非常に強力的で、「確かにそのとおり、私は明日、郵便局の本局に出向いていみます」と彼はこう私に言いました。

因みにここまで協力的なバイヤーであれば大丈夫です。ここまでするのもかなり面倒なはずですから。そして後日、彼は郵便局から貰った「ダメージレポート」控えを三枚、私にメールに添付して送ってきました。
なかなかやるなラファル(ラファルはバイヤーの名前です) ここまでやっくれるなら自分も誠意をしっかりと見せないと・・そう思いこのときラファルからもらったダメージレポートの画像三枚をプリントアウトして、再度郵便局へFAX。 これでとりあえず状況(進行)待つことに・・ しかしここでも問題があります。 こんな損害賠償関係は結果が出るまでに数か月かかるのが当たり前なので、そこまでバイヤーを待たせるわけにはいきません。 このときが自分の判断がものを言うときです。この問題をどのような形で対処(解決)に導いていくのか? これはいくつか方法があると思います。

そのひとつは、商品代金+配送料全額を直ちにバイヤーへ返金する。バイヤーはお金さえ戻ってくれば問題ないはずです。 しかしこの方法では解決しない場合もあります。バイヤーが物凄くこの商品を手に入れたく諦めがつかない場合です。この場合はバイヤーは再度同じ商品を送ってくれと要求してきます。 当然その場合は代金は返金せずに、単純に改に新しい同じ商品を再度送ることになります。金瀬的(こちらの損失的にはどちらの方法をとっても同じです)

今回のケースでは私は直ぐに支払い代金全額返金すると伝えたのですが、ファランは同じ商品を送ってくださいの一点張りでした。それならそれと最初からそう言えばいいのに… ここが外人の曖昧さの部分です。
とにか私は返金処理を辞め、再度同じ商品を送ることにしました。これで解決です。後はのんびりと「調査結果の報告書」は届くのを待つばかりです。 壊れた商品は返送してもらっていません、壊れてしまっている商品を返してもらったところで、どうしょうもないですし再販できるはずありません。商品の性質上、修理などして使えるようになるようなものでもありません。第一今回のケースではこちらに完全に責任があるので、返送してもらった場合、返送料もこちらが負担しなければなりません。これでは余計損失が増えてしまいます。つまり、海外販売の場合こんなときはいくらかの損失は発生してうのはしょうがないことなのです。
保険があるとは言っても、そもそもインボイス価格の項目に実際の商品価格よりも少なめに記載していますから、保険が下りても完全に使った経費が戻ってくるわけではありません。

このように発送時のトラブルで一番面倒で厄介なのがこの『輸送途中の破損事故』なのです。壊れて届くくらいなら、いっそのこと途中で「紛失」してくれたほうがよっぽど気が楽ですし、処理が簡単なのです。